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悩みがあったって、いいのでは?~お母さんの勉強会②レポート~

7月16日、第2回目となる「思春期のお子さんを持つ、お母さんのための勉強会」が開催されました。
今回も、15名ほどの方にお越しいただき、終始和やかな雰囲気でした。

前回の振り返りとして、まずは「ハッピータイムチェック」を行いました。
ハッピータイムチェックとは、お子さんや旦那さんとの会話で、嬉しかったことや困ったことを思い出して、みんなで共有します。1回目の会で学んだ声掛けの方法を実践してみた感想や、新たに感じたことなどを口にすることで、家族を客観的に見ることができるとのことでした。今回が、初参加のお母さんもいらっしゃいましたが、「うんうん!」と共感しておられる姿が印象的でした。

さて、第二回目のテーマは「依存と自立」

子育てハッピーアドバイザーの守安あゆみさんからは、「たくさん甘やかせてあげてください」というアドバイスがありました。心が成長するなかで、子どもは「甘え」と「反抗」を行ったり来たりするそうです。子どもの心に、親からもらった愛情が満たされると安心し、それが子どもの原動力になり、自立につながっていくということから、「甘え」には信頼と自己肯定感を生み出す力があるとおっしゃっていました。

どうしても、子どもがぐずっているときは「早く寝なさい!」「○○しちゃだめでしょ!」と強く言ってしまいがちですが、「もしかしたら甘えたいときなのかも?」と子どもに向き合ってみることが大切なんですね。

後半は、グループごとに「悩みってなんだろう?」を考える時間。


テーブルに紙を広げ、感じたことを書き出していきます。「悩みって、自分で大きくしてしまうことがある」「人と比べてしまうときがある」「今の自分に、納得できてないから悩んでしまうのかな…?」
こういったホンネがたくさん出てくると、悩みも話しやすくなるもの。お子さんのことや旦那さんのことなど、様々な悩みが出てきて、「悩みがあるからこそ、気づかされることも多い」という意見も飛び交いました。お母さん方にとって、自分と向き合う時間になったようでした。

最後に、ハッピーアドバイザーさんから教わったのは、「いつだって幸せになれる。悩みつつ、幸せになろう」という言葉。悩みは自分に向き合える、「最高の宝物」なんだから、いっぱい悩んでいいじゃない。そんなふうに、心があったかくなった会でした。

(Writer:ばばちゃん)

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