ぶっちゃけ(仮)

ぶっちゃけは、一緒に一つの大きな絵を描いていくような場所だった。~ぶっちゃけレポート~

8月29日の夜。京都の町家「学び舎傍楽」で「ぶっちゃけ!(仮)」が開催されました。
ぶっちゃけには、就活中の学生や悩みを持った大人。誰かに普段なんとなーく思っていることを聞いてもらいたい人。いろんな経歴や価値観、考え方の人たちが集まってきます。“否定しない”これだけがルールで、テーマは就活や仕事、恋愛相談、人間関係の悩み、日常の出来事などなど何でもOK。自由にただ話をする場です。

今回は「SNSで、そこまで仲良くない知り合いから、友達申請が来たらどうするか。」みたいな話から「なんのために働くのか」「自分に自信が持てる方法」などなど、答えのないテーマを10数名でいろんな意見をシェアしていきました。

特に“何のために働くのか。”このテーマは、学生からすると一度は考えるテーマではないでしょうか。就活中の私自身も、このテーマはずっと考えていたことで、実際に今回、社会で働いている社会人の方々からお話を聞けたことは、とても貴重な経験でした。

難しいことが出来るようになる楽しみのため。大切な人のため。自己肯定感アップのため。生きているという実感のため。自分がこうなりたいと思えるロールモデルが社内にいて、そこに近づくため。など、本当にここにいる人数分の答えがあって、それが当たり前なんだなということを実感させられました。

また、自分に自信を持つにはどうしたらいいのだろう?というテーマについても話しました。
そこで自分のスゴイと思うところを、一人一人発表して、最後にみんなで「スゴイ!」と言ってみることに。

すると自分では「こんなこと言ってもいいのかなあ。」と思っていたことが、周りの人からするとスゴイことだったということがたくさん。さらに「スゴイ!」と言ってもらえることで自分の自信に繋がり、自然と今まで自分の中で収まっていたものをぶっちゃける空間が出来上がっていました。周りの友達や家族とは、照れや遠慮が入ったりしてなかなかできません。知らない人同士だからこそできることだと思います。

私自身、今回初めてこの会に参加させていただきましたが、参加される皆さんのあまりに幅広い年齢や経歴に最初は驚きました。私は、人見知りはしないけれど、自分の意見を言う時、本当に受け入れてもらえるかどうか分からず、人の意見に流されてしまうところがあります。しかし、ここには「受け入れる」という雰囲気があり、安心して意見を言える自分がいました。
今回思ったことは、こんな自分でも受け入れてもらえるんだと思える空気があり、だからこそみんなが意見を出し合い話はどんどん盛り上がっていく。
とても面白いところだなあと感じました。知らない人同士だからこそ話せることもたくさんあるし、なにより自分に自信がつく場所。自分から発信することで初めて自分が思っていたことに気づけることがある。そんな発見がありました。みんなで一緒に一つの大きな絵を描いていくような、そんな懐かしい感じがこの場所には溢れています。

(writer:やなまり)

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