出前授業

牧野高校へ出前授業に行ってきました!

10月5日(木)、大阪府枚方市にある牧野高校に、出前授業に行かせていただきました。今回の出前授業は、「ものづくり」をテーマにお話をさせていただきました。
学び舎傍楽をCSR活動として行っている株式会社ナオミが、機械メーカーであることから、今回「ものづくり」をテーマに話をしてほしいとのご依頼があったのです。

ここ1年、有難いことに色んな大学や高校から出前授業のお話をいただくことが多くなりましたが、私たちがいつも出前授業で心掛けていることは、一方的に学生のみなさんの前でお話をしないことです。インプットだけでなく、アウトプットも行い、参加してくれた学生のみなさんと一緒に授業を作っていきたいと思っています。

今回の授業は、50分×2コマでお話をさせていただいたのですが、どちらの授業も、ものづくりや機械に興味のある学生が参加してくれました。

まず授業の前半では、株式会社ナオミが製造している「充填機」について、ものづくりの楽しさや、学び舎傍楽の説明をしました。そして後半は、傍楽で定期的に行っている「ぶっちゃけ」形式で、学生のみなさんと円になって、学生の方からいただいた質問をもとに、ディスカッションを行いました。

高校生のみなさんと話をする中で感じたのは、先生や親以外の大人と出会う機会が非常に少ないこと。そして、持っている情報量が少ないことです。

傍楽をとおして感じるのは、色んな大人と出会うことで、自分の中に情報が入り、選択肢が広がります。でも、高校生は、「どこに行けば、素敵な大人と出会えるのかわからない。」「部活も塾もあって忙しい。自分の将来と向き合う時間を、どうやって作ればいいのかわからない。」と言っていました。

たしかに、私が高校生の時は、勉強ばかりしていました。偏差値の高い大学に行きたくて、部活も友達との時間も惜しんで、勉強。勉強。勉強。やっとの思いで、自分が目指していた大学に入学し、海外留学に行ったり、ボランティアをしたりと、大学でやりたかったことは、ほぼ全てやり切ったと思っていたのですが、いざ就職活動がスタートした時に、自分の将来を何も考えていなかったことを知るのです。

その時が一番辛くて、
「大学4年間で、もっと自分と向き合っていればよかった。」
「偏差値で選ぶのではなく、大学の内容で選べばよかった。」

偏差値の高い大学に行けば、人生幸せだと思っていたことを後悔したことを覚えています。そう考えていたのは、やはり色んな大人の方々に出会っていなかったからだと思います。学校という空間だけで過ごしていていて、学校以外に情報を取りに行く場がありませんでした。

だからこそ、高校生の方にも、ぜひ学び舎傍楽に来てほしいと思います。経営者の方、サラリーマンの方、農家の方、主婦の方など、ほんとに色んな人がいます。どの人も、人生のストーリーがあって、話をしていて、とても勉強になりますし、何より楽しいんです。

知らないことは、とても怖い。
失敗することと、知らないことは、違うと思います。

知ったうえで、自分の人生を選択し、違うと思ったら、また考えればいい。
そうやって、自分で自分の人生の選択をしませんか?

(writer:ナル)

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