傍楽人

第三回傍楽人レポート<小学校教諭:小塙雅多加さん>

残暑の中、始まった傍楽人。
今回は、いままでで参加人数が一番多い31人!!熱気ムンムンの中、傍楽人がスタートしました。
学生から、社会人、お母さん・お父さん世代まで、いろんな世代の方々が来てくれました。

傍楽人 学び舎 傍楽
今回、「傍楽人」としてお招きしたのは、埼玉県で小学校の教員をされている、小塙雅多加さん
『こばなわ』という苗字が、子どもたちには少し言いにくいらしく、「こばなわ、こばなな・・・ばなな!」と変わり、ばなな先生という愛称で、子どもたちと日々向き合っておられます。

今回、ばなな先生が一番伝えてくださったこと。
それは「ありのままの自分で良いんだよ。」ということです。

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なぜ、子どもは学校に行くと思いますか?
それは、お母さんに承認してほしいからだそうです。お母さんに褒めて欲しくて、お母さんに認めてもらいたくて学校に行く。お母さんがありのままでいて、笑って過ごしていることが、子どもにとってどんなに嬉しいことか。
だからまず、お母さんが機嫌よく自分らしく、生きてくださいね。と仰っていました。

そして、子どもたちに関して言うと、こどもたちの「ありのままの姿」が、見れる時期があるのだそうです。
それは・・・10歳。学年でいうと3・4年生の時なんだとか。

3・4年生でやってることは、その子の使命であったり、やりたいことだそうです。
その時のあり方(自然に出てる振る舞い/出てるもの) が、大人になってもできている人は、今幸せに生きていると、ばなな先生はおっしゃっていました。

逆に、そのあり方を無視して、仕事をしている人は、しんどそう、苦しそう・・・。教え子を見ていると本当にそれを実感するそうです。

ちなみに、1・2年生は親のコピー。
5・6年生は、社会的なルールに沿っている。

10歳までに、脳の9割が完成すると言われているので、自分というものを、完成させる時なのではないでしょうか。

最後に・・・ばなな先生にとって、「はたらく」とは??
-あなたらしく、ありのままで居れること。

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はたらくって、なりたい職業とか夢とかを、言わなければならないのかと私は思っていました。
でも、ばなな先生は自分のあり方を見つけ、そのあり方でいれることこそが、「はたらくこと」だそうです。
それは、仕事なのかもしれないし、生き方そのものなのかもしれません。

私が感じたのは、「ありのままでいれる環境を作る・見つける」それが、はたらくことなのかなと。
今の自分は、「ありのまま」で生きれているのかなって。
見栄やプライドで、無理をしていることはないかなって。
本質の自分を、振り返りたくなるばなな先生のお話でした。

今のあなたは、あなたのありのままで働けていますか?
3・4年生の時を、思い出してみてください。
幸せになれる一歩が、見えてくるかもしれません。

【参加者の感想】
・ありのままの自分でいること。頭では理解できても、体がついていかない時があります。でも、そこを見てくれている人が必ずいるということが、生きていく励みになるのだなと思いました。

・「はたらく」とは、職業を選択することではなくて、自分のあり方でいるということを聞き、本当に自分のあり方が分かれば、みんなが幸せな世の中になると思いました。

(writer:ナル)

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