学び舎 傍楽

  • 学び舎 傍楽
  • 学び舎 傍楽 Facebook
  • 学び舎 傍楽 Twitter
  • 学び舎 傍楽 Instagram
お問合せはこちら
ホーム 傍楽とは? イベント一覧 参加者の声 レポート よくあるご質問 メンバー紹介 アクセス
情けは人の為ならず(番頭・川田)

情けは人の為ならず(番頭・川田)

2016年7月29日

この言葉を知ってる人は、どれくらいいるのだろう?
そして、その意味を理解している人は、どれくらいいるのだろう?

結構、多くの人が、「他人に中途半端な情けをかけるのは、その人の為に良くない!」と勘違いしているんだよね。

上記の意味の場合は「なまじかけるな。薄情け。」と言う言葉になるんです。

で、最初のお題に戻って、「情けは人の為ならず」の本当の意味なんだけど、
もし困っている人がいたら、助けてあげてね。
その行動は、実はその困っている人の為ではなくて、その行動を起こした本人の為になるんですよって事なんだよね。

海外の事例で、こんな話を聞いた事があります。

40年ほど前なんだけど、ある町で小さな食料品店を営んでいた男性がいました。
まだ20代後半だった彼は、自分が非常に貧困な子供時代を送った経験から、ある行動を続けていたのです。

それは、本当に貧困で恵まれない子供たちが、食料品を買いに来た時に、「お代金は、またお金ができた時でいいよ」と言い続けていました。

もちろん、彼等の親も経済的に恵まれず、その日の生活に困窮している彼等が、お金を払いに来ることは皆無だとわかっていながらも、その行動を続けたのです。

その日を、なんとか生きのびる事に必死だった子どもたちには、その食料品店の主人は、神さまに見えたかもしれません。

くる日も、くる日も、子供たちは命をつなぐために、その店にやってきたのでした。
そうやって、三十数年が過ぎたある日、60歳になっていた主人は、突然の病に襲われ倒れました。

大きな病院に運ばれた主人に、突きつけられたのは、緊急手術が必要という現実と、その手術のために必要な高額の請求書でした。

もともとから、この主人には優しさがあっても、商売で、お金儲けをすると言うのは下手な人でした。
そのうえ、恵まれない子どもたちに、何十年も無償で商品を提供し続けたのですから、わずかな貯金しかありませんでした。途方に暮れる主人と、どうしようもない現実、、、。

と、その時、その病院の会計担当者が、「先日、お渡しした請求書の金額に間違いがありました。正しくは、こちらの請求書なので取り替えます。」と言って、新しい請求書の入った封筒を、主人に手渡しました。

多少、金額が変わっても焼け石に水だと、手術そのものを諦めて、死を覚悟した主人は、その封筒を開けて請求書を見たのです。

なんと!そこには「料金は30年前にいただいています」と書かれ、請求額は、ゼロとなっていたのです!

その病院の担当医は、30年前に極貧の生活にあえいでいた少年だったのです!彼は、その後、貧困のなかでも諦めずに勉強を続け、ついには医師という職業まで、辿りついたのでした。

そして、救急搬送された自分の担当の患者の名前を見たときに、「あの時、自分を救ってくれた食料品店の主人の名前だ!」と気が付いたのでした。

さて、この話を聞いて、皆さんはどう思われたでしょうか?
これが本当の「情けは人の為ならず」ではないでしょうか。

ともすると、損得勘定に走りがちな現代社会ですが、他人のために、何かの行動を起こしている人の姿は掛け値なしに、美しいものだと、私は感じます。

見返りを求めずに、他人のために行動できる。

ソンナヒトニワタシハナリタイ

雨にも負けず、風にも負けず。
わかる人だけ、納得してくれれば、それでいいと思います。

(番頭・川田)

TOP