チーム傍楽の「傍」を「楽」にするコラム

大切にされていることと、愛されていることは違う?(番頭・川田)

傍楽番頭の川田です。
ここ最近で、最も自分の心に刺さった言葉があります。
それは、『私は親から大切にされていたけれど、愛されているとは感じなかった』と 言う言葉です。

これは衝撃でした。

今まで出会った人で、親子関係に問題を抱えていた人は、 両親から虐待を受けたりして、大切にされていないと実感し、もちろん、愛されているなどとは感じなかった人ばかりだったのです。

なので、今回のように、大切にはされていたけれど、愛されているとは感じない。
これは一体どういう状況なのだろう?と私の思考は迷宮に迷い込んでしまいました。

この事を理解しようと、数人の方に聞いてみたのです。

すると、なんとその中の複数の方が、実は自分もそうなんです。 と答えられたのです!!!

えーっ!そんなに高い確率で、このパターンの人がいるなんて!
私の頭は、さらに混乱してしまったのです。

彼らの話を聞くうちに、ある共通のパターンがある事に気がつきました。

  1. いわゆる中流家庭である。
  2. 学校での成績が優秀な傾向である。
  3. 強烈な反抗期が無い。
  4. いい子どもである。この『いい子ども』の意味は、大人受けが良いと言う意味です。
  5. 何か問題が発生した場合、相手を責めるより、自分が悪いのだと思う傾向が強い。
  6. 我慢強い。これは本質的に我慢強いのではなく、反抗出来ないので、不満を自分の内側に飲み込んでしまうと言う意味。
  7. 両親の仲が良くない。
  8. 顔は笑っているのに、心が笑っていないように感じる。

この全部が当てはまる訳ではないんだけど、結構、いくつかが重複して当てはまる傾向にあるみたいなんです。
さて、この大切にされている。と、愛されている。
この差って一体なんなのだろう?

大切にされていると言うのは、ある一定の条件下でのみ(例えば、勉強を頑張るから褒められる。それが交換条件みたいな?)成立するような感じかな、、。

それに比べて、愛されていると言う実感は、そこに、あれこれ条件が付くことが無いようです。

ただ単に、「ひたすら愛されている」。
これって分かりやすい話ですよね。

じゃあ現時点で、愛されていると実感してこなかった人は、一体どうすればいいのでしょう?
正直、今の私には明確な答えは出すことが出来ません。
ただ小さなヒントはありました。

これもよく聞くパターンなのですが、、、。

その親も、自分の親(あなたにとって祖父祖母)から、充分な愛情を受けることなく育ったために、子どもへの愛情の注ぎ方がよくわからない場合もあると言う事です。

その祖父祖母も、その親からの負の連鎖があったとしたら、、、。
これは、この問題に悩んでいた若者が語ってくれたのですが、「自分は、傍楽イベントの『ママらく』に参加して、お母さん自身も、自分の子どもに対して、愛情の注ぎ方が上手く出来ない!と真剣に悩んでいる姿をとおして、自分が、自分の親に対して完璧を望んでいた事が申し訳なかったと感じました」と、、、。

もちろん、この若者は、まだ独身者であります。
そして、こうも言ってくれました。

「自分は、親から条件付きで大切にされてきたと今も思っています。でも、それは親が、その親からそうされてきた結果であり、親が悪い訳ではないと思います」

また別の意見としては、「例えば、男兄弟だけで育ってきた人が、結婚してやがて父親となった時に、男の子とはキャッチボールなどをして遊べるけれど、女の子とは、どう接して、どう遊んであげれば良いのかを戸惑ってしまうのに似ているんじゃないのかな」

そうかあ、、そう言う事なら、私にも理解できるし、誰も悪いわけでは無いのだと言う言葉に、ホッとしたのです。

「でも、自分がいつか親になった時には、この事を反面教師として、負の連鎖は断ち切りたいし、子どもには条件をつけずに、いっぱい愛情を注ぎたい」と、颯爽と言ったくれた若者に、なぜか心の中で「ありがとう」と言っている自分がおりました。

(番頭・川田)

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