突然ですが、みなさんは「自分のことが好き」ですか?
・・・うーん、好きといえば、好き。
好きなときもあれば、嫌いなときもある。
まぁまぁ好きなほう。
あんまり好きではない・・・。
本当に自分のことが嫌いな人もいれば、本当は「好き」なのに、口に出してはっきりと「好き」とは言えないのが、日本人の性格でしょうか。
さて、そんな「自分のことが好き」かどうかということが、自分の周りにいろんな影響を与えてるということをばなな先生から教えていただきました。
昨日の傍楽人の余韻が残るなか、開催された今日の「ばなな先生のおはなし会」。
昨日の傍楽人とはうってかわって、この日は、お母さんの参加者が多く、小さなお子様も何人かいて、とっても和やかな雰囲気の中、行われました。
さて、今日の「ばなな先生のおはなし会」では、ばなな先生のお話の合間に、今の自分のことを話すグループディスカッションなどもあり、参加者のみなさんが本当に楽しそうにお話をされていたことが印象的でした。
私も6歳と2歳の子どもがいるお母さんなんで、ばなな先生のお話はすべてが頭にすんなり入ってきました。
その中ですごく印象に残っているお話が、
なんと、子どもの8割~9割が自分のことを嫌いという・・・!
たった1割の自分のことを好きといえる子どもも、お友達と比べると~とか、勉強のことに限ると~とかの条件つきで、ようやく自分のことを認めているそうです。
でも、確かに私のひねくれていた子ども時代を振り返っても、そして今の自分に対しても、自分で「自分のことが好き!」とはっききり言えなかったりします・・・。(涙)
私(お母さん)が自分のことを好きではないのに、そこを子どもに求めるのは、おかしな話ですね・・・。
まずは、私が私のことを好きになることから始めないといけない!と、強く思いました。
自分のことが嫌いなお母さんに認められたい子どものことを考えると胸が痛くなります・・・。
また、もうひとつびっくりしたことですが、
日本は、お母さんの幸せランキングが先進国の中でも最下位だそうです。
日本のお母さんは、核家族化に伴い孤立して子育てすることが多く、子育てをうまくやらなければならない、子育てをきちんとすることが当たり前、という思い込みがあるそうです。
確かに、、、
私なんて長男が産まれたばかりの頃は、まさにそんな感じでした。
子どもを産んでさらに幸せな人生が待っていると思っていたのに、現実は、貧乏くじを引かされたような毎日でした。
自分の好きなことがまったくできない、ゆっくり眠ることも食べることもできないなんて、なんてストレスだらけの毎日なの!!と。
まぁ、でもそのストレスを解消してくれることが、子どもの笑顔だったり、天使のような寝顔を見ることだったんですけどね。
お母さんが自分のことを幸せと思えないのは、今の日本社会の制度であったり、家族とのあり方だったり、とさまざまな理由が挙げられますが、そういうものを嘆いていても何も始まらないので、自分自身で、このありのままの私で大丈夫!子育てなんてきちんとしなくてもなんとかなる!という自信を持つことが大事なのではないでしょうか。
【参加者の感想】
・子どもをもっと観察してみようと思います。長男が3年生になって雰囲気がやさしくなってきたので、それがこの子らしさなのかなぁと思っています。
・「今はさなぎ。一生懸命もがいているのを見守ろう」という言葉が特に印象的でした。ありがとうございました。
・子どもが親の投影だということはわかっていたつもりでしたが、「あーそれもそうだったのか!」と改めて気がついたことがたくさんありました。
・今日みたいなお話をもっと若い頃にきけたら良かったですが、今だからわかるということもあります。ありがとうございました。
・とてもわかりやすいお話で、ママのあり方を自分なりに想像することができました。
・自分自身が迷っている部分をばなな先生が次から次へと話してくださり、後ろから見ても目立つくらい前のめりに聞いていました。ありがとうございました。
・前半は先生の勢いに圧倒されるばかりでしたが、横の人と話す時間をはさんでからは、なるほどなーと思いながら聞くことができました。
(writer:なっちん)