不登校トークセッションのレポートです。
6月の不登校トークセッションは家庭教師の人の存在が家族に大きな良い変化をもたらしてくれたお話しでした。
親だけではどうにもならないことが第三者が入ることによって変化のスピードが上がることがあるんですよね。
今回は家庭教師の伊ヶ崎さんが、息子さんとの信頼関係をしっかり作ったことがとても大きかったようです。まるで親戚のお兄ちゃんのような身近な存在になって行ったことで、言葉がすんなり息子さんに入って行ったのでしょう。また伊ヶ崎さんの言葉掛けが素晴らしくて、それは心理学を大学でも学んで子どもの気持ちもよく理解できる人だからなんです。息子さんは伊ヶ崎さんの手厚いサポートを受ける中で勉強への意欲も湧いてきて今年の春、希望した高校への入学ができたのでした。しかも親元を離れた東京で寮生活をしながら通学。驚くほどの自立を遂げたことは、実はお母さんの努力も大きかったのです。
息子さんは、小学校は私立に入学し毎日ハードに勉強、塾、習い事をこなしていました。いわゆるやり過ぎて疲れ果てたパターンの不登校でした。小学校6年の時にとうとう動けなくなってしまい、そこからはエネルギー切れで何もできない状況に。でもお母さんは最初はそれがわからなくて必死でなんとかしようとあの手この手を使って息子さんを学校に戻そうとしました。その時に病院の先生に「学校に行かせてはいけない。鬱になります。」と言われて目が覚めたのでした。
苦しい時にちょうど傍楽に来てくださったのがきっかけで、お母さんは息子さんへの介入を徐々にストップし、今までの価値観を手放し、柔軟に対応されるようになったのです。お母さんの変化も息子さんの回復にはとても影響を与えました。その後、傍楽でのイベントで伊ヶ崎さんとお母さんはたまたま出会い、家庭教師で来てもらうことになったのです。
親の言葉は思春期の子どもには届かないことが多いです。そんな時第三者の人の言葉はすんなり入るものです。なので親だけでなんとかしようと思わないでどんどん人の力を借りて任せていくことが大事だと思います。親ができることは、粛々とご飯を作って、洗濯してお風呂を沸かしてという変わらない日常を続けていくこと。何も言わなくてもそれを続けていくことこそが愛情なんですよね。安心安全な場をお母さんが家庭に作ったことで、息子さんの今があるのではないかと思います。
寄稿者は代表の駒井です。
【参加者の声】
お二人が真剣に息子さんに向き合われてきたからこその言葉がとても胸に刺さりました。
