2025年より新たな試みとしてスタートするこのトークセッション。
毎月、さまざまなゲストスピーカーをお招きし、体験談や生の声、役立つ情報をお届けします。
1月の第1回目は、10月に開催された「ふう!不登校ママのおしゃべりバ」に参加した3名の不登校経験者が登壇し、貴重なお話をしてくださいます。10月のイベントでは、不登校経験者の思いを語ってもらい、それを聞いたお母さんたちや傍楽のスタッフから「やっぱり経験者の声はすごい!」との感想が相次ぎました。皆様にもぜひ聞いていただきたいと思い、今回の開催に至りました。3名のゲストスピーカーも、自らの経験を伝えたいと快く参加を決意してくださいました。インタビュー形式で駒井が進行いたします。
【こんな悩みはありませんか?】
– 子どもが不登校でどうすればいいか分からない
– 不登校経験者の話を直接聞いてみたい
– 子どもの気持ちが理解できない
そんな悩みを解決するために、過去に不登校を経験した3名が生の声でお話ししてくださいます。トークセッションの後には、質疑応答の時間もご用意しています。
不登校の子どもたちの心の内を、経験者の話を通して深く理解する貴重な機会です。「子どもに直接聞けない」「どうサポートすればいいかわからない」など、自分だけが抱えているように感じる悩みにも、参考になる話がたくさんあると思いますので、ぜひ足を運んでみてください。お待ちしています。
【N高生・住山さんのメッセージ】
子どもが学校に行かなくなったお母さん、お父さんへ
「1人で悩んでいませんか?」
僕は中学3年生で起立性調節障害が主な原因で不登校になり、その後、通信制のN高等学校に進学しました。同じ経験を持つ僕だからこそ伝えられる思いがあります。僕以外のお二人もそれぞれエピソードがあり、皆さんに様々な話をお届けできると思います。悩みの解決に直結するかはわかりませんが、等身大の思いでお話しさせていただきますので、気になる方はぜひご参加ください。
【ゲストスピーカー紹介】
– 住山雄大(ゆーた)さん
幼少期から特に何もない普通の暮らしを送り中学生になったが、2年生の冬ごろから起立性調節障害と怪我が主な原因となり不登校に。その後N高に入学。周りからの目や通信制への嫌悪感からさらに半年間不登校を続けた。けれども友達をきっかけに学校に通うことを決め今に至る。現在は週3日で学校に通いながら、微々ではあるが自分の経験を伝える活動をしている。
– 難波孝さん
生まれは東京。18歳までの学校生活では勉強と部活に燃焼する日々を送っていた。
高校卒業後は数学者になりたくて京都大学理学部に入学、京都で一人暮らしを始める。
入学して三年後に心身の不調などを理由に休学し、二年間自宅でひきこもり生活を送る。
その後復学できたが、双極性障害のような症状が現れて精神的に不安定な大学生活が続き、現在大学院二年生。
将来的にはITの畑で修行をしたあとで、福祉分野で活動したいと考えている。
– 生きづらさマイスター・ゆきさん
1996年生まれ。佛教大学大学院・社会学研究科(修士課程)修了。不登校の元当事者・元研究者。
幼い頃から「ふつう」に生きることができず、周囲との違いに悩み苦しむ。三度の退学や摂食障害、不眠症、ひきこもりなどを経験し、涙の10代を過ごす。
その後、20代半ばで社交不安障害、うつ病、婦人科疾患を発症。とても辛く苦しい毎日だったが、自身の生きづらさを「私らしさ」と捉え直したことで、前向きに生きられるようになる。
2024年6月に「たんぽぽの栞」事業をスタート。ブログやSNSで「生きづらさの体験談」を発信するとともに、個別相談やお話会、講演会などを不定期でおこなっている。現在の目標は、同じような悩みや生きづらさを抱える方々の「希望」となるような書籍を出版すること。
【ブログ(たんぽぽの栞)】https://tanpoponoshiori.com/
【Instagram】https://www.instagram.com/yuki_tanpopo/profilecard/?igsh=ODFueDNuZjZvOXhp
【ファシリテーター紹介】
傍楽代表・駒井亨衣
子どもたちが同時期に2年間学校へ行かなくなり、多くの学びを得ました。子育てや、以前経営していた機械メーカー(株式会社ナオミの代表取締役を2010年に就任、2022年に退職)の経験から、「働く、生きる」を共に考える居場所「傍楽」を2014年に立ち上げました。現在、オルタナティブスクール開校に向け準備中です。