モヤっとさんインタビュー

1社目でヘタうった僕だからこそ、そこで気づいた事を伝えたいんです。(社会人4年目・ぐっちー)

ぐっちーmoya_gucci
機械メーカーの営業職として働く社会人4年目。100点のビジュアルに、中身は3枚目というギャップを持つ異色のイケメン。裏表のない性格で、会社や友達の中でも周りから愛されるムードメーカー!

moya_kawata北川雄士
知る人ぞ知る「伝説の人事」。傍楽プロデューサー兼いろあわせ代表。
「ぶっちゃけ!(仮)」を開催し、これまで接した学生は6,000人を超える。座右の銘は「和而不同」。特技はGive&Takeではなく、Give&Give&Give・・・。

「リア充」だった大学生活

-大学生活は、どんな感じだったの?

関西大学に入学して、飲み会とか、カラオケ、ボーリング、ダーツなどなど。。
学部内の友達と気があって、よく遊んでいました。
サークルは入っていなかったんですが、とても充実してましたね。

-就活は、いつから始めたの?

就活自体は、3回生の12月くらいから始まったんですが、自分が動き出したのが、2月くらいです。
周りが動き出したので、自分も何となく動き出しました。
長く仕事を続けていくのなら、趣味と結びつけた方が良いと思って、好きだった音楽やインテリア関係の会社を、受けていました。

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そうこうしている中、ヒットしたのが、音楽機器を取り扱っている会社だったんです。
インテリアで受けていたところも進んでいたのですが、音楽機器の会社は、早めに内定をもらったし、規模も大きかったし・・・。
それに、少ない内定者の中に、小さい頃からずっと仲の良い幼なじみがいたこともあって、なにかの縁かな~と思い、すんなり決めました。

-内定をもらった時は、どんな気持ちだった?

内定が出るのは時間も掛からなかったし、勝ち組だと思っていました。
周りにも「良さそうな会社だね」って言ってもらっていたので、残りの1年遊べるからラッキー!とも思っていました。

-就活はスムーズにいったんか。周囲から見たら、むしろ「リア充」やね。(笑)

そうですね。自分は早く内定が出たので、就活で悩んでいる友達に、「どうにかなるって」と言ってましたねー。
今思うと、少し天狗になっていたのかもしれません。

「マジか。」想像と全く違った社会人生活

-入社後は、どうだったの?

1週間だけ研修をして、すぐに配属が決まり、いきなり現場へ行きました。最初は「え、もう?」と思い、びっくりしましたよ。
それに、会社の規模が大きいので、入社しないと、どこに配属されるかわかりません。
この会社は、四次面接まであって、大阪希望というのは伝えていました。
大学が大阪だったこともあり、どうしても大阪行きたいと押し切っていました。

入社後、自分の希望していた大阪に配属されたものの、入っていきなり、支店の先輩から、
「何でこの会社入ってきたんや」と。
実は、先輩の方々は中卒/高卒当たり前で、大卒すら珍しいと言われました。

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-その時は、どんな気持ちだったの?

「マジか。」この一言ですね。
入社して、4〜5ヶ月後から、独り立ちをしてノルマが乗ってきます。
そして、午前中に出社し、終わるのは夜中の1時2時が当たり前。
他の同期は、全員関東に行ってしまって、定時には帰社できる環境だったので、同期にしんどいなと言っても共感されず・・・。自分以外の同期が、LINEのグループで、自分以外が飲み会のやり取りしてるのを見るのが、本当に辛かったです。

また、実家は堅い家だったので、3年間は踏ん張れと言われてたのもあって、その会社で踏ん張ることしか出来ませんでした。

自分が自分じゃなくなっていった・・・。

-ぐっちーは、いつ会社を辞める決心をしたの?

体力的にも、精神的にもしんどくなっていた時、たまたま学生時代の友人と、久しぶりに呑んで話をしていたら、「マジか。それはヤバイ」と言われました。友人の「働くのがめちゃめちゃ楽しい」という話を聞いたのと、自分がどうしていけば良いのか、アドバイスをしてもらったんです。
でも、そのときは「自分が正しい」と思って、友人のアドバイスを否定していました。

でも、その時に、ふと思ったんです。
「僕、こんなに否定することばっかり言う人間だったっけ?」と。

その瞬間、自分が自分ではなくなっていく気がして、とても怖くなりました。
そして、このままではいけないと思い、3年と言われていたけど、「辞めよう」と決意しました。

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条件ではなくて「どんな人と働きたいか」

-辞めた後に、転職活動を始めたんだよね?

そうです。前の会社を辞めた後、エージェント経由で3社受けて、全部、二次面接まで進んでいた中で、今の会社だけ、違う匂いがしました。
前職と業界も違うし、同期もいないし、多少の不安はありましたが、2年の経験で現実を見たので、転職活動のときに「やりたいこと」ではなくて、「人」を見ようと思っていました。
後は、営業部の先輩の存在も大きいです。
面接で会社訪問をした時、その先輩が話しかけてきてくれました。
素敵なオモロイ賢い人で、「こんな人と働きたい」と思いました。

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ー今の会社で働いてみて、どう?

この会社は個々の能力高い人が多いので、できない自分に出会うと、モヤモヤする時はありますが、良いモヤモヤなんですよね。それに、友達との話をするときに、愚痴を言わなくなりました。
自分が良い方向に変われたと思います。

-最後に、就活生に対して、メッセージはありますか?

会社に入ってみないと、わからないことが沢山あるので、なんか違うと思ったら、転職すればいいと思います。
やりたいことが見つからないなら、入ってから、嫌だと思うことを見つけて、そうじゃない会社を探すために、転職活動で頑張ればいい!そうして僕は、今の会社を見つけました。

でもその前に、僕はもっと就活を真剣にやったら良かったと思っています。
遊びたいとか、楽したいとか、最初に内定をもらったからという理由で、会社を選ぶのではなくて、「どんな人と働きたいか」という視点で、就職活動をしてほしいなと思います。

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(writer:なっちん)

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