6月18日、全4回シリーズでお届けする「思春期のお子さんを持つ、お母さんのための勉強会」の第1回目が開催されました。15名ほどの方にお越しいただき、会場は賑わっていました。
今回は、講師として、子育てハッピーアドバイザーの守安あゆみさんと、坂本田鶴子さんにお越しいただき、「自己肯定感」について話してくださるセッションで始まりました。
印象的だったのは、「骨折をしている人に『大丈夫だから歩きなさい』とは言わない。『ゆっくり休んどき』っていうでしょう。なのに、心の骨折は目に見えないから、親の不安から動いてしまう。」という言葉。
実は私自身も、中高と不登校の経験があります。当時は、自分の意思の弱さが悪いと思っていましたが、そのとき、無理矢理、学校に連れて行かれたこともあり、まさに骨を折っているのに、歩きなさい、と言われたよう感覚だったことを思い出しました。
後半は、グループワークのセッションで、個々人が自分の悩みを書き出します。
皆さんの悩みは様々で、お子さんのことから、家のこと、旦那さんのこと、ご両親のこと・・・お子さんが不登校になって、他の家族との関係も見えてきたことがたくさんあるようでした。私は、落ち着いてから母親に、当時の気持ちを聞くことが時々ありましたが、親の悩みは、基本的には子どものことでした。でも、母も私の不登校から派生して生まれた悩みは、たくさんあるのだと、改めて感じる機会になりました。
不登校をしている子ども自身も、不登校の間は、いっぱいいっぱいになるのですが、一方でお母さん自身も、いっぱいいっぱいになっているのが伝わってきました。どちらも「もう放っておいて!」という状態なのに、お互いにいっぱいになってしまって、ぶつかってしまうのは仕方ないのかなと、お母さんの話を聞いたことで気づきがありました。
また、最後の感想では、「何かあったらお母さんのせいで、お父さんには(矛先が)向かない」という意見もあり、お母さんは本来一人で抱えなくてもよい重圧に耐えているのだなと改めて感じた次第です。お母さんってスゴい。
最後に、ハッピーアドバイザーさんから、悩んだときに、全てを解決してくれる、魔法の言葉を教わりました。
「まぁいっか。」
(writer:おんまり)
*第2回目は、7月16日(日)10:00~です。まだお席に空きがありますので、ぜひ遊びにきてください。