2月28日、今年に入って初めての不登校のおはなし会を
Zoomで開催しました。
参加者は6人で不登校経験の大学生が2人参加してくれました。
ひとりの人が
「母は不登校中に次々と、こんなフリースクールはどう?
こんなカウンセラーは? この通信の学校は?
と 言ってくるんですけど、一度も何もいわずに僕の話を
聞いてくれたことが ありませんでした。
僕はただただ話を聞いてくれるだけでよかったんです。」
そうしたら、もうひとりの人も
「私も全く同じです。
私の場合は、怒鳴られてばかりで母には 何も言えなくなりました。
傾聴して欲しかったんですよね。」
じっくりと子どもの話を聞いたことない親が 実に多いと思います。
私も全くそのタイプの親でした。
子どもの考えていることがわからないと思っている人や、
子どもが話してくれないと思っている人は、
子どもの話を聞いていない人なんです。
子どもはどんな親だったら話したくなるか
自分が子どもだと思って考えてもらうと分かります。
1 自分の話を興味を持って聴いてくれる
2 否定しないで、承認してくれる 要するに傾聴してくれる親なんです。
この2つの姿勢があれば子どもはどんどん自分のことを
聞いてもらいたくなって話してくれます。
親子関係以外でも考えてみればそうなんですよね。
親が、傾聴する努力をし始めると子どもにはすぐに分かります。
その努力は将来にわたって、子どもといい関係性を続けることが できるものなので、
お母さん、お父さんには是非取り組んでいただきたいと 思います。
参加者のお母さんたちにとっては2人の話は、
耳の痛い話だったと 思いますが、
経験者の話を聞くことで気づくことはたくさんあります。
傍楽では今後も経験者に登壇してもらおうと考えています。
経験者の方で話したいと思ってくださる方はご連絡ください。
==参加者の声==
●2年近く「学校に行きたいのに行けない」という子供を側で見てきて、
私が何とかしないと、この子が動けるまで
私も頑張らないとと思ってやってきました。
でも最近、私自身がやりたい事をやることの方が大切なのかもしれない
と思った時に初めて「不登校」と名の付いたコミニュティにも
参加してみたいという気持ちになりました。
昨日、皆さんのお話を聞いていて、自分の考え方は
間違っていないのだなと勇気を貰いました。
と、同時にまだまだ先は長いなぁと少しの覚悟も出来ました。
●ただフリートークというよりも、駒井さんが皆さんに話を振りながら
進められていたのがいいな、と思いました。
また、駒井さんと娘さんの両方とも参加されていて、
その会話が聞けたことがよかったと思いました。