駒井のまあおあがりを始めて約5年が経ちます。
不登校のおはなし会で個人的に話したいという
要望があって始めたイベントでした。
今までにたくさんの方にご参加いただきました。
リピーターの方も中にはいます。
身近な人には言えないことを誰かに聞いて
もらいたいってことありますよね。
そして答えが自分の中に
あるのを実は知っているんだけど
背中を押して欲しいことも
ありますよね。
人に話すと頭の中が整理されて、
どうすればいいのかを考え始めれるようになります。
そんなお手伝いができればといつも思っています。
10月25日は、不登校の子どもさんを持つ
お母さんたちでした。
●Aさん
4回ほど参加していただいてます。
回数を重ねる度に、お母さんの考えが変化しています。
今回は、子どもさんがバイトを始めて動きだしていること。
お母さん自身が学校に行くことにこだわっていたことを
手放そうとしていること。
また、お母さんが自分のやりたいことをすでに始めていたこと。
特に、今までと違っていたのはお母さんの言葉に力が
宿っていたことです。
大きな山を乗り越えた人の在り様がそこにはありました。
清々しく愛おしい。
ほんとうに素晴らしいなと思いました。
●Bさん
子どもさんの不登校をとおして大きな気付きをもらったと
話してくれました。
もともと、お父さんもお母さんも自分自身が学校がしんどい
場所だったことから、子どもさんの不登校への理解の
スピードはたった1年しかかからずですごいなあと思いました。
多くの方は、そこの理解に時間がとてもかかってしまいます。
「子ども夫も私も生きていくことがずいぶん楽にりました。
子どもは生きていてくれれば何も言うことはないです。」
と言い切るお母さんが本当にまぶしいなあと思いました。
「結局、不登校を通して自分自身がどう生きたいかを
考えることになりました」とお母さん。
私も感動して何度も素晴らしい!を連発しました。
そうしたら、お母さんが
「そんな風に言ってもらったことが
なかったので、本当に嬉しいです」
と溢れる涙をハンカチで押さえながら、
やわらかい笑顔を見せてくれました。
2人のお母さんとお話させてもらって
私の心はポッカポカになりました。
お母さんたちの葛藤、苦しみ、もがき、
そしてそれを乗り越えて行こうと
逃げない姿は本当に人として美しいです。
やっぱり私はこのイベントが大好きです。