学び舎傍楽事務局のカルダー友美です。
働き方改革が2019年に施行され、新型コロナウイルス感染症の影響で、
働き方を意識するようになった方がとても多くなったように感じます。
色んな働き方があり、全く先が読めないようなこれからの時代を
どう生きるのかを話したくてこのイベントを開催しました。
20代から50代の男女6名にご参加頂きました。
職種も皆さん様々。世代交流ができてよかったです。
今の働き方の課題や、理想の働き方をそれぞれに話してもらいました。
そして、テーマは『働く』について囚われていること。
ここが私にとっては一番興味深い時間でした。
- 『社会参画しなくっちゃ』と、敷かれたレールにのって、
皆がやっているんだからと気持ちを収めてきた。 - 名の通った企業で働かなくてはいけない
- 出世しなくてはいけない
- 世の中の役に立たなければいけないという価値観
- 安定していたい、世間や職場の人にどのように映っているのか
- 生まれつき持っている特性から、勤務時間にゆるむことができない
そこに着目し、そこから分析をしていくと、
何がそうさせていたのかが見えてきます。
例えば、
- 昭和から続く時代のもたらす影響
- 疑問に思わないように教育を受けた影響
- 家族や親せきの環境
- 会社の持っている文化
- 天井が見え、上のポストがあかない現状
- 自分よりも何か他の物を優先していた思考
それを踏まえて、それぞれ未来の自分がどうでありたいか、
そして何を意識していくのかを語ってもらいました。
それぞれ本当にやりたいことや、なりたい姿が見え、
そんな皆さんを応援したくなりました。
会社や社会に自分の人生を任せるのではなく、
自分で選択して生きていく。
会社に所属していてもうまく距離をとったり、
会社と共に変容していくことを選んだりする声もありました。
また、自由になりたいと願う方も、世の中の役に立つために
働きたいという普遍的な思いを、
どの世代の人も持っていらっしゃいました。
●参加者の声●
▷世代も背景も異なるメンバーと集い、
意見を交わす機会が得られたこと。(初めての経験です)
多様なメンバーの中にいると、自分がよく分かります。
多様な意見や考え方に触れ、変わったつもりでいた自分が、
依然として古い考えに囚われているのを発見し驚きました。
▷もっと広い視野を持って柔軟に生きていくために、
また多様性を受け入れる温かい社会が広がるために、
傍楽さんのこのような取り組みがとても大切だと思いました。
▷傍楽さんやメンバーのみなさんに出会えて本当に良かったです!
▷働く=世の中の役に立つという認識が世代を通してあるようだと
確認できた。しかし、自分の中では、なぜ自分のために働くという
気持ちが誰からも出てこなかったのかが不思議だった。
▷テーマを設定しつつ開かれた会話になった点がよかった。