一段と寒くなった12月18日。
傍楽の中は、「どんなことがあっても、前を向こう」という
お母さんたちの熱い思いに包まれていました。
私は小学校1年から3年間不登校でした。
なので親の会には「元不登校当事者」としてお話しに参加しています。
師走となると、大人も子どもも何故か気分が忙しなくなりますね。
子どもにとっては、
2学期の長さに疲れてくるし、来年度のことが気にかかる。
お母さん達も、進学であれば「次どうするの?」という
期待や不安がどうしても出てきてしまう、そしてそれを察してしまう子どももいる。
そんな中、今回初めて参加されたNさんの話しが深く印象に残っています。
先生の厳しい教えを耐えて、耐えて、
限界にいきついたからこその不登校。
でも親にとっては青天の霹靂。
「どうして?昨日まで行けていたのに?」の連続。
お母さんの期待に応えたい、子どもの純粋な気持ち。
子どもが葛藤している姿をみて、寄り添いたいお母さんと、
それを許さないお父さんとの関係。
正解がわからないと話すNさんの気持ちに、
参加していた5人のお母さんは痛いほど共感していました。
私は、過去苦しんでいた母の面影と重なりました。
「本当に苦しい状況の中、よく来てくださいました。
どうぞなんでも話してください」
駒井さんの返答は、短くもとても力強くて
「私は何があっても味方ですよ」という思いがにじみ出てました。
だからこそ、Nさんも少しずつほぐれていき
涙もしっかり出るほど、緊張が抜けていきました。
最後に「今日は久しぶりに眠れそうです」と言ってくださったことが
何よりうれしかったです。
お母さんには、いつだって笑っていてほしい。
心からそう思った時間でした。