心屋仁之助さんの「ずるい生き方」を使った読書会に参加しました。
ファシリテーターは傍楽副代表の友美さんです。
こちらの読書会は「読まずにできる」と書いてあったので、本当に読まずに参加しました。買ってから1ページも開かずにいざ参戦!
とはいえ、本当に読まなくて良かったのかな・・・と少しドキドキしながら当日を迎えましたが、なんと参加者4名中、全員読んでいませんでした(笑)
当日その場で本を購入している方もいらっしゃり、本当にふら~っと気楽に参加できます。
さぁ、さっそく読書会スタートしたので、まずは全員で読み始めるのかと思いきや、まずは自己紹介からスタート。その場の流れで、皆さんの好きな本を1冊、自己紹介に含めてもらう事になりました。
初めましての方ばっかりだったのですが、好きなジャンルが同じだったり、そういえば昔そのシリーズハマったなぁ~と思いだしたり、いきなり大きく脱線して盛り上がりました。
さて、いよいよ本を開くかと思えば、格子状に9マスの枠が書かれたワークシートを配られました。真ん中は本のタイトルを書いて、残り8マスにはそれぞれ質問が書いてあります。
なるほど、本を読んでこの質問に答えるのね~と思ったら、本には一切触れないまま「じゃあ、Aの質問の答え書いて下さい」。
なんと全8個の質問のうち、半分は本を開くことなく進んでいきました。
それで読書会として成立するの?と不思議ですよね。
いつも本を読む前は何も考えておらず、読んだ後に色々な感情が湧いたり、新しい考えが生まれたりして楽しむものだと思っていましたが、読む前に目の前の本について考えるのは新しい経験で、意外に面白く盛り上がります。
そして読む前の質問の答えを皆さんとシェアするだけでも、それぞれその本に対するイメージや読む目的って違うものだなぁと新たな視点に気づくことができました。
結局、開始から30分以上、本を開くことはありませんでした。5問目になり、やっと本を開くステージに来ました(笑)
といっても読む時間は10分なのでパラパラ読むしか出来ません。
ですが、読む前に「自分はこの本を読んでどんなことが知りたいのか。」「どんなことが書いてあるのか?」など自分+他者視点でイメージしているので、「あ、ここじっくり読みたい」という部分が見つかりやすい。
そして、その後の質問を進めていくと、それぞれ目についた部分が異なるので、「そんな面白いこと書いてあったの?どこどこ?」となるのが面白かったです。
さらに、それぞれがキャッチした情報について、みんなで考えをシェアしていくうちに、なんとなく本の全体像が浮かんできて、読み切った気分になるのが不思議で面白い体験でした。
本当に「よまずにできる読書会」です。気軽に参加できるので、不思議体験をぜひ!
寄稿者は、傍楽事務局の坂井さんです。