お父さん1名、お母さん2名、不登校経験者3名が参加されました。
不登校経験者の人たちが3人参加は初めてだったので、勉強になる話がたくさんありました。
N高生のAさんは、中学で不登校。N高(通学コース)に入ったものの通信に行っている自分を最初は認めることができなかったとのこと。でもそこで出会った素晴らしい先輩に影響を受け、学校はどこへ行こうが関係なくて誰に出会うかなんだと思った。そこから通信に通っていることに対するマイナスな感情がなくなった。今は、不登校のことを多くの人に知ってもらいたのでいろんな不登校の団体に出向いて話をしている。 と、しっかりと自分のことを語る人でした。
大学生のBさんは、大学に入ってから不登校。それまでは勉強、部活と全力疾走でやってきて順風満帆だと思っていた。でも体がある時から動かなくなり今までの生き方は相当な無理を体や心に強いていたことに気づく。鬱を発症し双極性障害の診断を受ける。今は動けるようになったがその病気と付き合いながら大学へ通っている。
不登校のことを広めるために起業をしたCさんは、中学で不登校に。高校は通信制に行ったが途中で行けなくなった。高卒認定を受けて大学へ。学校に行かないことで父親から横暴な対応をされ傷つけられることが多々あったことが辛かったとのこと。母親は勝手に物事を決めてしまい自分の気持ちを優先してくれなかった。 大学で不登校の勉強をするようになって支援活動をしたいと思うようになり卒業後企業し、ただいま活動中。
そんな3人の方に質問をしてみました。
・不登校の時に親にして欲しかったことは?
・不登校の時の親の対応はどんなだった?
・どうやって不登校を脱出したのか?
・ゲームを四六時中していることをどう思うか?
などを答えてもらいました。
特に印象的だったのは「不登校の時に親にして欲しかったことは?」の答えでした。
AさんとCさんが「高校などこの先の選択肢の情報をもっと提供して欲しかった」と答えてくれてくれました。子どもではなかなか取れない情報。これしかないと思うとしんどいが、色々あるんだと思えるだけで視野が広がってもっと違った人生になっていたのでは?と感じる。そういえば、うちの娘も同じことを言ってたことを思い出しました。
やっぱり親がいろんなところに出向き、人とつながり情報を収集することはとても大事なことだと
改めて思いました。
3人の方には来年の1月に傍楽でお話をしていただくことになりました。
経験者の話は本当に気づかせてもらうことがたくさんありますね。
寄稿者は、傍楽代表の駒井です。