不登校トークセッション

不登校トークセッション Vol.3『学校に行かない子どもたちの未来』レポート

3/9(日)開催された不登校トークセッション Vol.3『学校に行かない子どもたちの未来』では特定非営利活動法人Reframe(リフレーム)代表理事の朝倉美保さんが登壇し、20名の参加者に向けて不登校について熱心に語ってくださいました。

 

アイスブレイク

アイスブレイクではハタフルガールズとして支えてくださっている舟津さんによる絵本の読み聞かせから始まりました。絵本の題名は「なまえのないねこ」。ねこの悩みを描いた心温まる物語です。絵柄がとても鮮やかで美しい上、舟津さんの丁寧な読み聞かせに思わず聞き入ってしまいました。

 

自身の過去と不登校の現状

朝倉さんがお話の最初で語ったのは自身の辛い経験でした。その経験には今の朝倉さんからは想像もできない辛い過去がありました。

そんな過去を超えてきた朝倉さんのお話はとても胸にささりましたし、何よりも驚かされたのは朝倉さんが持つ情報量です。朝倉さんは不登校のパターンや「親」と「こども」が不登校を経験する上で、踏んでいく段階など丁寧に教えてくれました。

また朝倉さんは自身が今まで関わってきた不登校の人を例としてあげ、不登校の現状と対応を丁寧に伝えてくれたことで、参加者の方からは共感の声があがりました。

 

朝倉さんのお話を終えて

朝倉さんのお話を終えた後に、質疑応答を行いました。質疑応答では参加者の質問に朝倉さんが答えていきます。

不登校の状況についてのアドバイスはもちろん、学校の情報や病院の情報まで幅広く教えてくださいました。参加者のみなさんも好評のお声を多数いただいており、朝倉さん自身が辛い経験をされていたからこそ伝えられる言葉や、たくさんの経験から成る言葉が参加者のみなさんの胸にささったのだろうと感じました。

寄稿は参加者のゆーたさんです。

 

他の参加者の声

・私自身が、焦り、子どもに勉強させないとと焦っていましたが、まずは、子どもと一緒に子どもが興味があることを楽しみたいと思いました。そして、私自身が人生を楽しみたいと改めて思いました。

 

・「義務教育は学校に行くことではない。教育をうけられるなら問題なし」という言葉にはっとしました。教育と学校を一緒に捉えていた気がします。

 

子どもの心の7段階と親が受容するまでの5段階についての話では、まさに我が家が親子でたどってきた道だったので、よく理解できました。当時はこの流れを知らずだったので、このままどうなるのか不安だらけでした。まだ段階の途中ですが、この先が少し見えたので気持ちの余裕が生まれました。
学校に行けない娘によりそうために、夫婦+弟で家族一団となりサポートしていますが、我慢するのはダメだなと改めて感じました。人生を楽しむ姿を子どもに見せていきたいと思います。

 

具体的なお話が聞けましたので、こういう時はこうしたらいいんだなと、とても勉強になりました。
親にも段階があり、抑うつになる時期もあるのだと気付かせて頂きました。
今の自分がちょうどその時期だと感じたので、そういうもんなんだと気が軽くなりました。

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