傍楽リニューアルイベント【子どもの気持ちがわからない】壊れた親子カンケイの治し方に参加しました。
傍楽で開催される不登校関連のイベントは、「参加者の話を聞いたり、話せる」かたちが多いのですが、今回は講演会のような形式でした。
前半が代表駒井さんと娘の友美さんの不登校対談。
後半は、傍楽に通いだし、親子関係が変わっていったお母さんお二人の経験談です。
【前半の感想】
いまのお二人の関係性は、「仲良し」というよりも、」協力し合う「仲間」のような雰囲気。
普通の親子でも、ここまで健全な関係性って珍しいのではないかなと思います。
ここだけ見ていると、駒井さんのところだからできたことに見えがちですが、お二人が特別なのではなく、お互いあきらめずに努力し合った結果が、いまの関係性なんだということが、この時間でひしひしと伝わりました。
駒井さんは、友美さんが不登校になるまで、完全な毒親とのこと。
具体的なエピソードを聞くと、誰がどう見ても「毒!」と言いたくなるほどの支配っぷり(笑)
いまでは考えられません、、、でも、それだけ人は変わることができるんだなぁと思いました。
友美さんのお話しを聞いていて、印象に残っているのは、「不登校になるまでは、お母さんは神様だった」という言葉。
子どもの頃の親は、神様のような存在。
だってお家も、食べ物も、お世話してくれるのも親ですから、神に嫌われたらいつ生活が破綻するかわかりません。
もし、神様が、「受験失敗したら人生終わり」「学校行けないことは悪いこと」と真剣に言われたら、私はどこまで自分を追い詰めていたんだろう、、と考えていました。
しかし、そんな親子関係でも、変わることができる。
むしろ変わるために、不登校という出来事がやってきた、だからいま笑い合うことができるんですね。
【後半の感想】
お二人のお母さんの、子どもが不登校になってから何が辛かったのか、傍楽へ通いだしてなにが変わったのかなど、現在進行形のお話しを聞かせてもらいました。
子どもが不登校になる前の子育てを聞いていると、駒井さんと似ている!
学歴主義で、進学校へ行くことが幸せ。
だから引きずってでも学校に行かせていたとのこと。
子どもが不登校になってからは、たくさん悩んで、泣いて、ぶつかって、また向き合って、、、。
お二人とも子育て中なので、とてもリアルな話が聞けました。
大変はなずなのに、聞いていてちっとも嫌な感じがしないのは、お二人とも笑いながらお話ししてくれたからです。
辛いことは変わらないけど、前を向いて、子どもと向き合っている姿をみて、やっぱりお母さんって強いなぁと思いました。
私(元不登校)の家庭事情も、不登校になってなかったら絶対悪化していました。
不登校は家族それぞれが変われるチャンスなんだと思います。
もちろん、渦中にいるときはそんなこと考える余裕はないかもしれません。
でも、10年後、子どもが大人になってから「あの頃のおかげだよ」と笑いあえる日を、どうか信じてほしいなと思います。
今回は、普段聞けないお話しがたっぷり聞けて、大満足の時間になりました!